今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに、組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者、全てエグゼクティブである。
組織の活動や業績とは、企業の場合、新製品を出すことであり、市場で大きなシェアを獲得することである。
組織のそのような能力に実質的な影響を及ぼすために、知識労働者は意思決定しなければならない。
命令に従って行動すればよいというわけにはいかない。
自らの貢献について責任を負わなければならない。
仕事の目標や基準や貢献は自らの手の中にある。
したがって、ものごとをなすべき者はみなエグゼクティブだ。
知識労働者は、量によって規定されるものではない。
コストによって規定されるものでもない。
成果によって規定されるものである。
研究所において追及すべき研究テーマを決定する化学者は、それによって企業の将来を左右する起業家的な意思決定しているかもしれない。
今日、あらゆる階層において、意思決定を行う者は、企業の社長や政府機関の長と同じ種類の仕事をしている。
権限の範囲は限られており、組織図や電話帳に地位や名前は載っていないかもしれない。
しかし、彼ら・彼女らはエグゼクティブである。
そして、トップであろうと、新人であろうと、エグゼクティブである限り、成果をあげなければならない。
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